Artists

森山 大道 (もりやま だいどう)

(1938年~)

1938年大阪生まれ。フリーのグラフィックデザイナーを経て、写真家のアシスタントとなる。
1964年に独立。
1968年ブレ・ボケ・アレと称される前衛的写真の先陣を切り『にっぽん劇場写真帖』を発表。従来の写真の美意識を打ち砕き、「写真とは何か」を挑発的に突きつけた。と同時に自らも苦悩し、写真集『写真よさようなら』(1972年)以後、一時的に撮影行為から遠ざかる。
1982年『光と影』によって完全復帰。シリーズ『Daido-hysteric』(1993-97年)など斬新な作品を次々と発表。以後も『新宿』(2002年)など精力的に活動している。
また世界各国で個展を開催。見るものを揺さぶり射る写真。高まる評価をよそにカメラを手に路上をさまよい、日常の断片にシャッターを切り続ける姿は一貫して変わらない。