(昭和5年~平成21年)
広島県に生まれる。
昭和20年勤労動員中に被爆。
同27年東京美術学校卒業、青邨に師事。
院展に入選を続け同34年「仏教伝来」を発表、同39年同人となる。
同43年以来メソポタミアから中国にいたる仏教伝来の地やシルクロードの国々を訪れ写生や学術調査を行う。
平成元年東京芸大学長に就任。
同3年フランス・コマンドール勲章を受章。
同5年文化功労者、
同10年文化勲章受賞。日本美術院理事長を務めた。
「世界文化財赤十字構想」を提唱、敦煌やアンコールワットなど世界的文化遺産の保護や在外日本美術品の修復に私財を投じるなど公私にわたって尽力した。